お金についてQ&A 5

カナダ政府の税改正により、カナダの生命保険料が2017 1 1日から高くなります。2016 10 31日までのお申込みに限って、生命保険現行料金が適用されます。

Q: 前回号で金のお話をされていましたが、金(Gold)の上昇が今後も続きそうなら、金を買ってみようかと思っています。そんなに価値があるなんて、思いもよりませんでした。金のことをもっと知りたいので教えてください。

A: 2011年9月に1トロイオンス$2000 近くま上昇した後、各国の金融緩和で下降していた金価格は20161月に底を打ち、反発してました。それが、今回の英国EU離脱によ、世界経済の不透明感が増す中、金、銀の上昇トレンドに拍車がかかり、じりじり上昇してきており、この上昇トレンドは長期的に続く様相を呈しています。再度、金が安全資産として脚光を浴びています。ここで、少し金の歴史を見てみましょう。

永遠の資産、金の歴史秘話 

13世紀、マルコポーロは、東方見聞録で「黄金の国、ジパングは、東の海上に浮かぶ島国で莫大な金を産出し、宮殿や家は黄金でできている。と記した。後にその富を求めて、コロンブスも大航海に出たといわれる。金はエジプト、メソポタミア古代財宝以来、数千年の昔から人々を魅了し続けてきた。金の歴史は、世界支配の歴史でり、金を持つ者が世界を支配し、19世紀までは金が世界支配者の象徴であった

第二次大戦後、ブレトン・ウッズ体制が創設され、新たな金本位制が始まった

の価値を1トロイオンス(31.1)35ドルに固定し、それに対し各国通貨の交換比率を定めた。この固定相場制のもとで、日本円は1ドル=360円に固定された。この体制下で西側諸国は、史上類を見ない高度成長を実現。特に、日本のバブルは東洋奇跡」といわれるほど驚異的だった。世界の経済、貿易、財政の規模が著しく増大した結果、金の供給量が経済規模の増大に見合わなくなり金本位制行き詰まり、1971年ニクソン・ショックにより米はドルと金の交換を停止今では金本位体制は机上の空論といわれている。更に1973年には変動相場制に移行、ブレトン・ウッズ体制は完全に終結した。1973年時点で、金は1トロイオンス97.2ドル、現在、1350ドルぐらいなので、43年間で14倍になった。一方、円建てでは、1973年1グラム約1000円。現在は、1グラム4800円ぐらいなので、5に上昇。

金価格は1980年の旧ソビエト軍のアフガニスタン侵攻時に一挙に、過去最高値875ドルをつけたが、その後、急落、米ドル一辺倒の時代が2000年初頭まで続く。

1990年代、米の音頭で、日中央銀行に利子や配当を生まない金を売却し、高金利で価値も安定していた米国債や米ドルに乗り換える動きが広がった。欧州の中央銀行が金を大量に売却し、ドル・ユーロへシフトした結果、金価格は250ドルまで急落。その中で絶対に断固金を手放さなかったのは、独と仏だった。当の米国は他国に金売りを指示しながら、絶対に自国の金を手放さなかった。日本も含め、多く中央銀行は平均300ドル程度で大量の金を放出したが、数年前、金を高値1500ドル以上で買い戻すはめなっ英中銀が1999年「金を415トン売却する」と発表し市場に動揺が広がった。英国は金本位制で世界の金融市場を支えた大英帝国時代歴史があるだけに、その英国にまで「金離れ」が波及したとの見方が広がったその後、「けた外れの安値で売った」として英政府は厳しく批判れた。その頃日本では店頭価格が1グラム1000円の大台を割ったこともあり、貴金属店の店頭は行列ができ個人投資家の買いブームに火がついた。

その後ますます米のドル基軸制は確固たる地位を確立し、世界的経済成長とともにドルは金地金を凌駕した。米は紙切れを発行するだけの通貨発行権だけに甘んじることなく、金地金の保有高も現在も世界一の水

2001年9月米同時テロの後から金価格の上昇が始まった。この頃から米金融バブルに乗って商品価格は全面高になり、原油は2008年1月に史上1バレル100ドルを付けとりわけ2005年以降の5年間だけで、金は1トロイオンス400ドルから1200ドルへ3倍に上昇した。

2008年9月に米リーマンショックで、株式、商品相場がしたが、その後、金は通貨量の増大と連動し急上昇を続けたのは周知のとおりニューヨークの金相場は2011年96日に1トロイオンス=1920ドル台の過去最高値を更新。現1300ドル台で推移。金価格急騰は、ここ数年の世界的な金融危機と国家財政危機基軸通貨ドルをはじめとするペーパーマネーの信用急落を受け、現物資産、金に急速に資金が流れているためだ。海外の金需要が旺盛な理由について実質金利が大きく影響している。世界最大の金生産国であり輸入大国でもある中国の場合、インフレ分を差し引いた実質金利はマイナス状態。銀行に預金しておくだけでは資産は目減りしてしまうため、資金はより高い投資リターンを求めて金に向かう。 金が上昇し続けるのは、金が商品で唯一、通貨の性格を持つ影響大きい。

現在の世界の国別公的部門の金保有量は米が断然トップ。

1.米 8.1千トン、2.独3.4 千トン3.IMF 2.8千トン 4.伊2.4千トン5.仏2.4千トン 6.中国1.7千トン7.ロシア1.4千トン 8.スイス1.0トン9.日本0.76トン   18.英国0.31トン

、仏、など欧州諸国が金を大量に保有している。財政危機にあるはずの伊が意外にも多くの金を保有しているにはびっくり日本は最近中国、ロシアに抜かれた。英と日本は案外、少ない。もう少し多くてもいいのではないかと思うが、日本は、かつて「黄金の国」といわれたぐらい、昔は金が大量に出たにもかかわらず、今はかなり、さみしい数字だ。

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